タイトルに「頭が空っぽ」と書きましたが、バカになるという意味ではありません。←一応。
ここで言う「頭が空っぽ」とは、余計な思考がなく、心が静まり返ることです。
禅で言われる「無の境地」とか、近年よく聞く「マインドフルネス」です。
そして実は私も「頭が空っぽ」になったことがあります。(;^_^A
この記事では、私の「頭が空っぽ」と関連書籍について書いてみたいと思います。
この記事を読んでらっしゃる方は興味があるとは思いますが、一般的には「そんなものに何の価値があるのか」、「何もしないなんてつまらない」、「無の境地なんて何十年も修行したお坊さんだけがたどり着く境地」と思う人が多いと思います。
しかし私の意見は違います。まず、
「そんなものに何の価値があるのか」ですが、
私たち人間のほとんどが止まらない思考に悩まされています。
朝起きたら今日ある会議、サボってしまった学校の課題etc、帰宅後も仕事のミスや、学校で友人とケンカしたことなど一日中悩んでいます。
一日の仕事が終わって帰宅した後はゆっくり過ごしたいと思いませんか?
もう済んでしまってどうしようもないことを考えてもどうしようもない。
だったらその思考が止まってくれたらどんなにいいかと思いませんか?
次に「何もしないなんてつまらない」については
私もその体験をするまではそう思っていました。
しかし実際体験してみると、人生の中でこれほど幸せだったことは他にないと思うほどの幸福感です。
考えないってことがこんなに気分が良く、清々しいこととはそれまで知りませんでした。
そして最後に「無の境地なんて何十年も修行したお坊さんだけがたどり着く境地」についてですが、
私はその時、全く努力していません。
ただの一般人です。
十数年前に私は頭がからっぽの状態を体験しましたが、ネガティブな思考がないという状態は本当に気分の良いものです。
イメージでいうと水面が全く動かない湖のようで、シーンッと静まりかえっています。
退屈どころか一生こうしていたいと思ったのを覚えています。
私の体験では、厳密にいえば完全な「空っぽ」ではなく極めて頭が空っぽに近い状態です。
というのもほとんど何も考えていないとはいえ、ちゃんと朝食をたべたり、顔を洗ったりとした日常的なことはしていましたから。
ですから頭がからっぽになっても、ある程度のことはできます。
この状態が数時間続きましたが、その後しだいにいつもの状態にもどってしまいました。
しかしその後、かなり落ち込みました。
頭が空っぽの体験が心地よすぎて、普通の生活が苦しくて苦しくてなりませんでした。
いちばんイヤだったのがお金のこと。
頭が空っぽの世界ではすべてが有でありながら無。
物質世界ではないので(物質の元となるもは存在する)、着る物、食べる物、住むところは必要なく。
何も心配せずただ存在するだけ。
しかし思考の世界に帰ってくると生きているだけでお金がかかります。
食べる物、寝るところ(家)、衣服、どこかに行くには電車やバスに乗るためにかかる交通費がかかるなどきりがありません。
お金、お金、お金。
この世のしくみ上お金が必要なことなんて重々承知のはずなのに、「なんで生きるのにお金がかかるのか?」ってことをしばらくの間毎日毎日考えていました。
このように私の場合「頭が空っぽ」の後かなりしんどい期間がありました。
しかしそれでもまだあの体験が忘れられません。
その後何冊かは本を読んだりしましたが、どうやったら良いのかが書かれている本がなかなか見つかりませんでした。
しかし最近、ネドじゅんさんの存在を知りました。
ネドじゅんさんは、若いころに頭が空っぽの体験をした後、どうやったら頭が空っぽになることができるか自分で実験し、その方法を編み出した方です。
ご自身のYouTubeチャンネルと書籍で情報を発信しています。
ネドじゅんさんのYouTubeチャンネルはこちら ⇒ ネドじゅんの三脳バランス研究所
ネドじゅんさんの書籍 左脳さん、右脳さん。: あなたにも体感できる意識変容の5ステップ↓
電子書籍で660円だったので買ってみました。
読んでいて私の体験と共通するところがあることに気付きました。
・早朝に起こった
・精神疾患(ネドじゅんさんはパニック障害、私はうつ病)
早朝に起こったのはたまたまかもしれませんが、精神疾患は何か引き金になるのかもしれません。
ただしこれは自分の意志とは関係なく、偶発的な場合の話です。
書籍ではそんなことは関係なく頭が空っぽ、マインドフルネスの状態になるためのトレーニングです。
私も途中まで読みましたが、トレーニングそのものは呼吸法やイメージといったもので、特に難しいものではありません。
私も気長にトライしたいと思います。
Naokimanさんのセカンドチャンネルで対談動画があります。
ネドじゅんさんがどういう方か気になる方はどうぞご覧ください。