幸せを感じるときっていつでしょう?
昇進したとき?恋愛しているとき?
臨時収入が入ったとき?
新しい友人ができたとき?
今のところお金は日常生活を送る上で必要不可欠です。
たくさんあればそれだけ沢山買えるし、高い値段を払えばより質の高いものが買えます。
また人から好意を持たれるのはうれしいものです。
私もそう感じます。
しかし、好きだった人に告白してフラれた、友人に裏切られた、駐車禁止で違反切符を切られ反則金を払わなければいけなくなった。
そう、人間関係やお金など外的要因による幸せは逆に不愉快な感情を引き起こす可能性もあります。
私は気分障害(うつ病)で、うつの期間が比較的長いため、ネガティブな気分で過ごすことが多いです。
それでもときどき幸せと感じる瞬間があります。
上のような外的要因によるものではありません。
それは心の中がシーンッと静まりかえるときです。
つまり思考が停止するときです(実際には何も考えていないというより、思考が停止している状態に近い状態)。
何も考えないって、つまらないと思うかもしれません。
私も昔はそう思っていました。
20年近く前にエックハルト・トールという人の「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」という本を読んだのですが、この本に書かれていることが全く理解できませんでした。
タイトルの「さとりをひらくと・・・」という部分を見て、「修行」とか「訓練」をイメージしそうですがそうではなく、いわゆるマインドフルネスの本です。
ただ、瞑想法や今に在るための方法を紹介するような本ではありません。
著者が「今に在る」に至った経緯や、「今に在る」ことがどういうことなのか、いかに大事かを綴った内容です。
私の場合、「今に在る」心の静まった状態は、一瞬で偶然に起こります。
早朝に鳥の鳴き声を聞いたときに起こることがほとんどです。
鳥の種類についてはあまり関係なく、名前も知らない野鳥とのきもあればカラスのときもあるし、何かの物音の場合もあります。
音は「今に在る」状態の引き金になっていることが多いのですが、音の種類は何でも良いようです。
10年あまりまえに数時間「今に在る」状態を体験して以来、それからはほんの一瞬の短い時間しか「今に在る」状態が持続しないのでどうすれば良いのか模索中です。
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